皆さんこんにちは、ケアビューティストの稲吉幸恵です。
”介護美容を自分の身近な方にプレゼントしたい、施設への導入を検討している。介護美容に興味があって勉強してみたいけど、実際にどんな事をするのかわからない。”
そんな方へ向けて、もっと身近に感じてもらえるようにブログを書いています。
そして、もともと飲食業やパティシエなど、介護とは無縁の仕事をしていた私が介護美容に興味を持ち、ケアビューティストを目指したきっかけ、またどのような心持ちでケアビューティストとして活動しているかなどを、今回お話していこうと思います。

皆さんが、今のお仕事についたきっかけは何ですか?
私は、ジェルネイルしたことが始まりでした。
ずっと可愛いな〜♡綺麗だな〜♡と気にはなりつつ、飲食関係の仕事についていたのでネイルとは無縁、関係のないものだと思っていました。だけど、仕事をやめたことをきっかけに、一度ジェルネイルをしてみたんです。
ただ、爪の先に色がついているだけなのに何だか嬉しくて、気分が上がりました。何度もネイルを見返してはニヤニヤとしていました♡そこから定期的にネイルをするようになり、「来月は何色にしよう?どんなデザインにしよう?」と、考える時間も楽しかったです。
だけど、あるとき「大好きなネイルもおばあちゃんになったら出来ないのかな?そういえば、ネイルしてるおばあちゃんはみた事がないなぁ。。。」と思い、調べてみました。
『高齢者 ネイル』『高齢者 美容』そんな検索ワードでヒットしたのが『介護美容』でした。高齢者、介護に美容?と初めは思いましたが色々と調べていくうちに興味を持ち始め、介護美容を学べるスクールの存在を知り、入学を決めました。

スクールでは、ケアの手順や美容の知識など一通り学びました。ケアエステも、ネイルも、メイクもできるようになりました。だけど、私たちケアビューティストに求められるのは技術だけじゃない。だって、美容を提供するなら私たちではなくプロに頼みますよね。
もちろん、身体が不自由だったり、施設に入っていて自由に美容室にいく事が出来ないなどの理由もありますが、本当に必要なことは、利用者さんが美容の力で笑顔や生きがいを見つけること。そのお手伝いをする事が、私たちケアビューティストの役目だと思っています。
最後になりましたが、誰に遠慮することもなく、自分がしたいと思えるオシャレを、当たり前にできる世の中にしていきたい。「若い頃はこんな洋服でお出かけしたの、こんなメイクが好きだった」と、好きなものを昔の思い出にしてほしくないと思いました。年だからと、諦めてしまう方を一人でも少なくしたい、それが、私の目標です。
皆さん本日もお読みいただきありがとうございました。